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【商品企画コラム】鍼灸院専用クッション開発秘話

私たち株式会社ルナールは、長年にわたり皆様の健やかな眠りを支える寝具の企画・製造に携わってまいりました。
そこで培われた「身体を支える技術」や「心地よさの追求」は、今やご家庭での眠りにとどまらず、
プロフェッショナルな現場を支える業務用途の製品開発にも広く携わっております。

一般寝具で磨き上げた知見を、より専門性の高い、あるいは特殊な環境が求められる現場へと還元していくこと。
それは寝具技術が社会の多様なニーズに応えていくための大切な一歩であり、
私たちのモノづくりの可能性を広げる自然な歩みでもあります。

特に、医療や施術の現場において、道具が果たす役割は非常に大きなものです。
長時間同じ姿勢を保つことの身体的負担をいかに軽減し、施術の効果を最大化できるか。
私たちは、これまで蓄積してきた体圧分散や通気性に関するノウハウを携え、
鍼灸院様や整体院様の声に深く寄り添いながら、現場に特化した専用の施術用クッションや枕の
企画・開発を丁寧にお手伝いしてきました。

今回は、ある先生との対話から始まった、独自の施術を支える「体位保持クッション」が
誕生するまでの実話エピソードをご紹介します。


理想を阻む「一般的な設備」の限界


ある日、確立された独自の施術メソッドを用いて後進のトレーナー育成にも尽力されている先生から、切実なご相談をいただきました。

「長年温めてきた独自の施術理論があるが、既存の施術マットやクッションでは、そのパフォーマンスを十分に引き出すことができない。
フラットな整体ベッドの上では再現しきれない、身体の角度や沈み込みを形にしてほしい」という内容でした。

身体の痛みやコリに深くアプローチするためには、時に特殊な体位を維持する必要があります。

しかし、汎用品のクッションでは高さが足りなかったり、逆に反発が強すぎて身体が安定しなかったりと、先生が理想とする「効くポジション」を保つことが困難でした。

「自分の技術を正確に伝え、患者様に最高の結果を届けるための、唯一無二の道具が必要だ」 その熱意を受け取り、私たちの共同開発がスタートしました。


細かいリサーチから導き出す「理想の輪郭」


最初の一歩は、先生が描かれた一枚の手書きのラフ案でした。

そこには、身体の構造やメカニズムを熟知された先生ならではの視点から計算された
「理想の傾斜」や「身体を支えるべきポイント」が細かく記されていました。
私たちはその図面を読み解きながら、寝具メーカーとしての視点で
「どの素材を使えば、この角度を維持しながら負担を逃がせるか」を検討していきました。

今回の大きな特徴は、単一の枕ではなく「複数の独立したパーツを組み合わせる」という構成でした。
身体の各部位を支えるパーツがそれぞれ独立していることで、患者様の体格に合わせて微調整が可能になります。
しかし、パーツが増えればそれだけ、組み合わせた際の安定感や、パーツ同士の硬さのバランスを整える難易度は上がります。


追求した、プロが求める「納得の硬度」


先生との試作・検討のプロセスで最もこだわったのは、やはり「硬さ」の調整でした。
一般の枕開発でも用いる積層構造の技術などをベースに、今回の施術に最適化させるために何度もサンプル作成を繰り返しました。

支持層: 独自の施術に耐えうる、しっかりとした高硬度ウレタン。

調整層: 身体のラインに合わせて適度にしなる中間素材。

表面層: 患者様が触れた瞬間にリラックスできる、柔らかな肌当たり。

これらをパーツごとにミリ単位で組み合わせ、実際に先生に施術の動作を確認していただきました。
「あと数ミリだけ高く、あとわずかに表面を柔らかく」。
その細かなフィードバックの積み重ねが、既存品にはない「吸い付くような安定感」を生み出しました。

最終的なサンプルをお届けした際、先生から「これでようやく、自分が本来見せたかった技術を
100%表現できる」という言葉をいただいた時、私たちはモノづくりの真の喜びを実感しました。


プロの道具としての信頼と耐久性


施術現場で使用される道具には、機能性と同じくらい「清潔感」と「耐久性」が求められます。

今回の開発でも、医療現場で信頼されているアルコールや次亜塩素酸などによる拭き取り消毒が可能なカバー素材を選定しました。

一日に何度も繰り返される施術に耐えうる縫製強度はもちろん、
患者様の肌が直接触れる部分の縫い目一つまで、ストレスを感じさせない仕上げを徹底しました。

プロフェッショナルがその技術を遺憾なく発揮できる場を、私たちの熟練の技術で支えること。
それもルナールの誇りのひとつです。


理想を形にする、パートナーシップのあり方


私たちルナールが目指しているのは、単なる「製造業者」ではありません。

現場で戦うプロフェッショナルの皆様が抱える「既存の製品では満足できない」という違和感や、
頭の中にある「理想のイメージ」を、確かな形へと昇華させるパートナーでありたいと考えています。

今回の事例のように、独自のメソッドを形にするための開発には“深い対話と粘り強い試作”が不可欠であり、
創業以来寝具づくりで培ってきた「身体を支える」という普遍的な技術は、こうしたプロのこだわりに応えることでも、
さらに磨かれていくのだと確信しています。


高度な理想を共に歩み、形にするパートナーとして


ルナールでは、専門家の方々の求める高度なご要望であっても「それに私たちの寝具技術でどこまで深く応えられるか」という視点を大切にしながら、常に製品の企画・開発をおこなっています。

たとえ一見すると些細な違和感や言葉にしにくいような細かな感覚であっても共有し、それを解決するためのアイデアをどう形にしていくか。私たちは、そのお悩みの出発点から理想の完成までを、同じ熱量で共に歩むパートナーでありたいと考えております。

貴社が温めているアイデアや、解決したい課題を、私たちと一緒に形にしてみませんか。


ルナールではより快適に、より良い眠りができる寝具作りを日頃より心がけております。
寝具についてのご意見、ご要望、ご質問があればお気軽にお問い合わせください。
人生の1/3が睡眠の時間と言われています。
その大切な睡眠のお手伝いが少しでもできればと思っております。


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