いつもお風呂に入ってから寝ているのに布団が臭い!
そんな悩みはありませんか?
実は身体を清潔にしてから布団に入っても布団は汚れていきます。
そして臭いの原因は汚れや体臭だけではありません。
自分の臭いは自分では気づきにくいものです。
もしかすると自分の布団も同じように不快な臭いが発生しているかもしれないのでご注意ください。
それでは、臭いの原因と臭いの取り方を見ていきましょう。
どうして布団が臭いのか。臭いの原因は?
1.汗や皮脂などによる汚れ
いわゆる「体臭が布団に付いた」状態です。
一般的に、皮脂などが多い男性のほうが体臭が出やすいとされています。
人は寝ている間にコップ一杯ほどの汗をかいているといわれています。
寝汗は体温調節のために季節を問わずかいていて、良質な睡眠には欠かせない生理現象です。
お風呂に入って清潔にしてから布団に入っていても、すこしずつ汗や皮脂汚れは蓄積されていくのです。
汗や皮脂はそれ自体はほぼ無臭ですが、菌によって酸化・分解されることで嫌な臭いの原因になります。
2.カビの臭い
布団は人の汗、湿気を毎日吸収しています。
湿気を含んだ布団はカビが発生しやすく、カビが嫌な臭いの原因になっていることもあります。
特に敷布団にカビが発生しやすいので、布団の敷きっぱなしは要注意です。
カビはアレルギーや病気の原因となることもあるので、布団がカビ臭い場合は早急な対策が必要です。
布団カバーの場合は漂白剤を使ってカビを落とせますが、敷布団の場合は家庭で取り除くのは難しい事が多いので専門のクリーニングに出すか買い替えを検討しましょう。
3.加齢臭による臭い
加齢臭は皮脂成分が酸化されることで発生します。
40歳を過ぎたころから発生し、年齢が上がるにつれて加齢臭の強さは増していきます。
加齢臭は男性特有のものだと思われがちですが、女性も男性ほどではないですが加齢臭は発生します。
汗や皮脂汚れと同様に加齢臭が布団に付き、臭いの原因になっていることもあります。
4.布団素材の臭い
羽毛布団やウール、綿、ラテックスなどの素材は特有の臭いがあります。
敏感な方は布団生地の染料の臭いを感じている方もいるかもしれません。
布団開封時から臭いがする場合は布団素材の臭いである可能性が高いです。
5.タバコの臭い
喫煙者は気付きにくいですが、布団や衣類などの繊維製品はタバコの臭いが付着しやすく、嫌な匂いの原因となります。
そして重要なのが、布団はもちろんカーテンや衣類に染み付いたタバコの臭いからは有害物質が発生しています。
「三次喫煙」や「サードハンドスモーク」といわれるものです。
特に妊娠中の女性や、妊娠の可能性がある方は胎児に悪影響を及ぼす可能性があるため注意が必要です。
布団に付いた臭いの対処法
様々な原因で布団についてしまった臭い。
一刻も早く取り除いて気持ちよく眠りたいですよね。
それでは、布団に付いた臭いの対処法を紹介します。
1.洗濯
臭いの原因となる汗、皮脂汚れ等を落とせるので非常に効果的です。
また、タバコの臭いも水溶性なので一緒に落とすことができます。
まずはカバーをこまめに洗濯することを心がけ、場合によって布団自体も洗濯してしまいましょう。
*すべての布団が洗えるわけではありません。
布団についている洗濯絵表示に従って適切な方法で洗濯しましょう。
2.布団干し
太陽の光の一つに紫外線があり、紫外線には殺菌効果があります。
布団を外に干すと紫外線による殺菌効果で細菌の繁殖を防ぎ、嫌な臭いは減少します。
しかし布団干しで一番重要な効果は「布団を乾燥させること」です。
湿気を帯びた布団はカビの発生原因になるばかりでなく、菌の繁殖も増長します。
その結果布団の臭いが強くなってしまうのです。
布団を干すことで湿気がなくなり、臭いの発生を防げます。
また、布団素材特有の臭い(ウールや羽毛)なども乾燥させることで臭いが和らいでいきます。
定期的に布団を干してしっかり乾燥させることは布団の機能を保つ上でも非常に重要なので、天気の良い日には布団を干して臭いと湿気を飛ばしましょう。
3.消臭スプレー
洗濯が難しい布団には消臭スプレーもおすすめです。
種類は色々ありますが、基本的に除菌・消臭効果があり、体臭や加齢臭・タバコの臭いなどを吸収分解します。
スプレーの水分が蒸発するときに臭いも消えていくので、消臭スプレーを使用した後はしっかり乾燥させましょう。
ただし、汚れを自体を落とすわけではありません。
洗濯できるものは消臭スプレーに頼らず洗濯して、臭いの元である汗や皮脂汚れを落としましょう。
臭いの再発を防ぐ方法
せっかく臭いが消えたのにまた気になる臭いが発生しては意味がありません。
臭いを取り除いたら、次は臭いの再発を抑えましょう。
1.布団を乾燥させる
臭いの元である細菌やカビなどは布団が湿気ていることで発生しやすくなります。
一番は布団を干すことですが、窓を開けて部屋を換気し、部屋干し用の物干しやイスなどに掛けて日の当たる場所に干せば湿気は飛ばせます。
また、天気の悪い日は除湿器やエアコンなどを活用すると効率よく乾燥させることができます。
時間がない時でも布団を敷きっぱなしにしないように気を付けましょう。
布団を乾燥させることはダニの発生を抑えることにもつながります。
ダニでお悩みの方はこちら
布団のダニの発生原因と対策
2.カバーをこまめ交換する
カバーは元々布団を汗や汚れから守るための物です。
カバーは毎晩汗や皮脂を吸収しているので、こまめに洗濯し汚れがたまらないようにしましょう。
3.除湿シートを使用する
布団用の除湿シートを使用することで布団に湿気が溜まるのを抑えられます。
布団と同じように干すことで繰り返し使用できるタイプもあります。
なかなか布団を干す時間が取れない人におすすめです。
布団に比べ軽く、扱いやすいのも特徴です。
弊社でも布団用の除湿シートを扱っています。
まとめ
布団から発する嫌なニオイの原因は汗や皮脂汚れ、カビ、加齢臭、タバコ等です。
これらのほとんどは洗濯としっかり布団を乾燥させることで防ぐことができるので、臭いが発生する前にこまめなケアを心がけましょう。
清潔な布団で快適な眠りを手に入れてください。
ルナールではより快適に、より良い眠りができる寝具作りを日頃より心がけております。
寝具についてのご意見、ご要望、ご質問があればお気軽にお問い合わせください。
人生の1/3が睡眠の時間と言われています。
その大切な睡眠のお手伝いが少しでもできればと思っております。